メインコンテンツに移動

導入事例

カヌースプリント競技:佐田 野 選手

アスリートのパフォーマンス向上の一助に。体幹の安定性向上、バランス能力向上など、特徴を活かしたトレーニングを実践。

top image

カヌースプリントは、流れなどのない静水域で、定められた距離のタイムを競い合う競技で、主にヨーロッパなどで盛んに行われており、オリンピックや世界選手権、日本では国体種目にも選ばれています。今回はこのカヌースプリント競技の第一線で活躍されている佐田選手にお話を伺いました。

1. TRXを知ったきっかけについて教えてください。
コーチ(ハンガリー人)が使用を勧めてくれて使うようになりました。

2. TRXをトレーニングに取り入れたいと思った理由について教えてください。
通常のウエイトトレーニングでは鍛えにくい体幹部分に効果的に刺激を与えることができるからです。

image2

3. TRXはどのくらいの頻度で利用されていますか?
週に4〜6回、通常のウエイトトレーニングの後にエクササイズを2種目ほど(約15分)入れたり、サーキットトレーニングの種目の中に組み込んで使用しています。

4. TRXを使ってみての感想、気に入っている点、感じている効果についてお聞かせください。
カヌー競技は、安定感のない水上で、バランスをとりつつパドルにパワーをかける必要があります。そのような場面で、TRXを使用する前に感じていたバランスの崩れによるパワーの抜け感がほとんどなくなりました。 また、持ち運びに便利で、どこでも使用できることも気に入っています。

5. TRXトレーニングを通じて実現したいこと、目標はありますか。
自分自身、ジュニア期に早くTRXを使用していればと思うことがあったので、自分が若い世代の指導に携わる際は、積極的にトレーニングメニューに組み込んでいきたいと考えています。

image4

6. TRXに対するご要望などがあれば教えてください。
学校などで大量に購入する用に簡易的で安価なバージョンがあればと思います。

7. よく行なっている、またはおすすめのTRXエクササイズを教えてください。
ローロウ、チェストプレス、Yフライ、トルソーローテーションをよく実施しています。

----------------

言及いただいたエクササイズについて以下でご紹介します。ぜひお試しください。

TRXローロウ

image1

長さ: ショート
ポジション: 立ってアンカーポイントに顔を向ける
方法: 肘を肩の真下に位置し、ハンドルを握り、足を前に出して身体に角度をつけます。腕を伸ばして、身体を後方へ傾け、肘を引いて身体を起こし、最初の位置に戻ります。

TRXチェストプレス

image2

長さ: ロング
ポジション: 立ってアンカーポイントに背中を向ける
方法: ハンドルを持ち、腕を肩の前に伸ばします。足を後ろに出して身体に角度をつけ、かかとをあげます。腕を曲げ、身体を下ろします。腕を伸ばして、最初の位置に戻ります。

TRX Yフライ

image3

長さ: ミッドレングス
ポジション: 立ってアンカーポイントに顔を向ける
方法: ハンドルを持ち、腕でYの字を作ります。サスペンショントレーナーにたるみがないようにしっかり引きます。腕を下ろして胸の前に伸ばし、身体を後方へ傾けます。腕でYの字を作りながら引いて、身体を起こし、最初の位置に戻ります。

TRXトルソーローテーション

image4

長さ:ミッドレングス、シングルハンドルモード
ポジション: 立ってアンカーポイントに顔を向ける
方法: (左側へ回旋する場合)左手でハンドルを持ち、右手を被せます。身体の左方向に手が来るようにして、身体は手に合わせて回旋させます。足は腰幅に開きます。手を中心へ向けて回しながら、身体を後方へ傾けます。ハンドルを左方向へ上げ、身体を起こし、最初の位置に戻ります。

主な活動実績

2017年度全日本カヌー長距離選手権 15000m 優勝
2018年度カヌースプリント日本代表選手選考会 1000m 6位
2018年9月 カヌーマラソン世界選手権大会出場
2019年度カヌースプリント日本代表選手選考会 1000m 3位
2019年10月 カヌーマラソン世界選手権・アジア選手権大会出場 アジア 3位