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TRXサスペンショントレーニングの基本:長さの調節

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TRXサスペンショントレーナーは伸びるの?と聞かれることがあります。結論から述べますと、TRXは、ナイロン製のストラップでできているので、伸び縮みはしません。でも長さを変えることで、エクササイズや利用者の体格、習熟度に合わせて、可動域や強度を調整することができます。

長さの設定の基本は5つ!

  1. ショート:調節タブを一番上まで引き上げた長さ
  2. ミッドレングス:調節タブをミッドレングスマークに合わせた長さ
  3. ロング:調節タブを一番下まで下げた長さ
  4. ミッドカーフ:フットクレードルがふくらはぎの真ん中辺りにある長さ
  5. オーバーショート:ショートの状態からさらに短くした長さ

ショートは主にローイングのエクササイズで使う長さです。また、高齢者が使う場合など可動域を抑えるために利用することもあります。

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ミッドレングスは、立って行うエクササイズの基本設定。最も多くのエクササイズに使う長さ設定です。

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ロングはチェストプレスやスプリンタースタートなど、アンカーポイントに背を向けた状態で、大きく動く動作に使うことが多い長さ設定です。

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ミッドカーフは、足をフットクレードルに入れるエクササイズで使う長さ設定。床で行うエクササイズの基本設定です。

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オーバーショートは、インバーテッドロウや、プルアップなどアンカーポイントの真下で行う引く系のエクササイズで使います。

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サスペンショントレーニングのエクササイズガイドには、長さ設定の基準が記されていますので、ガイドに従って、ストラップの長さを調整しましょう。ただし、この長さ設定は絶対的なものではなく、体格や目的に応じて適宜調整しても大丈夫です。

長さの変え方は慣れてしまえば簡単に素早く行うことができます。

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長くするとき

長さを出すときは、両手でそれぞれのストラップを持ち、親指でバレルロックを開いて軽く抑えた状態で、下に引きます。

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短くするとき

短くするときは、片手は長くするときと同様にバレルロックを開いて抑えた状態で、もう片方の手で調節タブを持ち、上に引き上げます。

動画でも解説していますのでぜひ参考にしてみてください。

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